食育がもてはやされるようになってどれくらい経つでしょうか。
「これを食べるべき」「あれは食べてはいけない」など、マニュアル的で脅しとも思える窮屈な食育に疲れてしまっているママも多いのではないでしょうか?
それってほんとうにいいのかな?
大事なのは、子どもに押し付けるんじゃなくて、心を伝える余裕をママが持つことかもしれません。
一緒に台所に立って、お米を研ぐ時にも丁寧にこぼさずに研ぐことや、お野菜やお肉にもたくさんの命がつながってるねって話をしたり、それを感じとれるこどもたちに育てていくほうがとても大事なような気がします。
だからシンプルに、おにぎりとお味噌汁が作れる子を増やしていきたいと思います。
和を愛する心があって、人様を喜ばせる優しさがあれば、それで十分じゃないかと。
食べ物を通して家族の心が通い合うこと、それが何よりのごちそうです。
家族はおいしいに育てられる。
私はこれまで遠回りをしてきたけれど、大分の母が私につたえてくれたように素朴で温かなごはんの作りを皆様のご提供していきたいな〜。
カラフルさんも好きだけど、素朴なおかずもいい。
体力があるときは手間暇かけて、時間がないときはおいしさの近道をしてみよう。
自分をゆるすことも大事かもしれないなーと最近思うようになりました。
無理をせず、背伸びをせず。
素朴が一番。
食卓を愛とユーモアでいっぱいにしたい。