おかあさんは家族の太陽。
お母さんが家族の太陽と言われるように、
家族が集まるダイニングテーブルはおうちの中心ですよね。
美味しいごはんと一緒に、
たくさんのお話をたっぷりシャワーのように浴びて子ども達はすくすく育ちます。
食育というと、「あれを食べてはいけない」
「こうあるべき」という堅苦しいルールを思い浮かべてしまう人もいるかもしれません。
本当は、もっともっと、
温かくて心に響く、心地よいもののはず・・・。
食育の原点は、お母さんから子どもへ伝える、食卓での原風景なのです。
料理研究家として10年間活動してきましたが、いつだって私の根っこにあるのは、私の母の姿。
笑い合って、何を言っても許される温かさがあって、季節の恵みをみんなで分かち合う。
家族の会話から、母の話から、私はたくさんのことを学びました。
食育は「答え」を教え込む教育ではないと思います。
楽しい食卓を通して、その子の中に「ぶれない軸」を作ってあげること。
これを、私は「食卓育」と呼んでいます。
いつか大人になった子ども達が、何があっても自分らしくいられるために、
元気を取り戻してくれるように、
食卓での思い出をたくさん作ってもらえたらと願っています。